来院された患者様から、歯を支える部分の骨が変形している(膨らんでいる)と相談を受けることがあります。
これは一般には骨隆起(下顎にできた場合は下顎隆起)と呼ばれます。
たしかに膨らんでるように見えます。もっとポコポコっとした形の方もいれば、写真のように広い範囲で膨らんでいるように見える方など様々です。
一体これは何でしょう??少なくとも悪い病気ということはありません。
*ただし触って柔らかくてブヨブヨしていたら膿などが溜まっている可能性がありますので要注意です!!
歯ぎしりや食いしばりの多い方に確認できます。
常日頃からはぎしりや食いしばりをしている方は、歯も痛みますが、歯を通して歯を支える骨にも強い負荷がかかっています。難しい科学的な解説は省きますが、強い負荷がかかって骨が変形している、といったイメージです。
骨隆起があるからと言って、それ自体はよほど大きくなければ害はありませんが、骨隆起ができるほど「歯ぎしり食いしばり」をしている、ということは問題です。
当院では歯ぎしり食いしばりへの対策に力を入れています。骨の変形だけではなく、歯周病や、虫歯にも密接に関係する歯ぎしり食いしばり、気になった方はお気軽にお尋ねください。