むし歯ができるメカニズム
なぜ歯に穴が開くのか?
「毎日欠かさず磨いているつもりなのに、なぜかむし歯になってしまう」、「甘いものを控えているのに、すぐに穴が開く」そんなお悩みをお持ちの患者様は非常に多くいらっしゃいます。むし歯は、決して偶然や運悪くなるものではありません。
口の中の環境、食習慣、そして歯の質といった複数の要因が複雑に絡み合って引き起こされる「細菌感染症」です。私たちの歯の表面では、食事のたびに「脱灰(だっかい)」と「再石灰化(さいせっかいか)」という現象が繰り返されています。

脱灰と再石灰化について
脱灰
再石灰化
こんなお悩みはありませんか?
むし歯は初期の段階では自覚症状が少なく、痛みが出た頃には進行しているケースも少なくありません。現在気になる症状がない方でも、下記のようなお悩みや違和感がある場合は、一度歯科医院で確認することをおすすめします。

- 冷たいもの、熱いものが歯にしみる
- 食べ物が決まった場所に詰まりやすい
- 歯の表面が黒ずんでいる、または白っぽくなっている
- 詰め物や被せ物が外れてしまった
- 痛みはないけれど、なんとなく違和感がある
歯ぎしり・食いしばりもむし歯の引き金に
「細菌」以外にも、見落とせない大きな原因があります。それが「歯ぎしり・食いしばり」といった物理的な負荷です。
現代人はストレスやスマートフォンの操作などにより、無意識に上下の歯を接触させている時間が長いと言われています。過度な力がかかり続けると、歯の最も硬いエナメル質にマイクロクラック(目に見えないほどの微細な亀裂)が生じます。そこから酸や細菌が内部へ侵入しやすくなり、通常のブラッシングでは防ぎきれない場所からむし歯が進行してしまうのです。
当院では、詰め物の形を工夫したり、必要に応じて就寝時のマウスピースをご提案したりすることで、この無意識下の力によるリスクからも患者様の歯を守っています。
当院のむし歯治療 3つのこだわり
再発リスクを抑えるための精密治療
むし歯治療で最も大切なのは、感染部位をしっかりと取り除き、かつ健康な歯を余分に削らないことです。取り残しがあると、被せ物の中で再びむし歯が広がる二次カリエスの原因となってしまいます。当院では、肉眼の数倍に視野を拡大できる「拡大ルーペ」や必要に応じて「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」を使用し、健康な歯を最大限残しながら悪い部分だけを精密に除去します。*マイクロスコープの使用は 保険診療では制限があるため自由診療になる場合があります。
歯の寿命を第一に考えた低侵襲な治療
一度削ってしまった歯は、二度と再生しません。また、削る量が増えるほど歯の寿命は短くなる傾向にあります。当院では「Minimal Intervention(最小限の介入)」のコンセプトに基づき、できるだけ削らない、抜かない治療を徹底。また、接着技術に優れた充填剤を使用することで、詰め物と歯の隙間を限りなくゼロに近づけ、新たな細菌の侵入を防ぎます。
電動麻酔器による痛みの少ないリラックス治療
歯医者が怖いと感じる大きな理由の一つに、治療に伴う痛みへの不安があります。当院では、患者様の身体的・心理的負担を軽減するため、痛みを抑える工夫を行っています。例えば、麻酔前にジェル状の表面麻酔を使用し、注射針が刺さる際のチクッとした感覚を和らげます。また、電動麻酔器を使用して麻酔液の注入速度を一定に保つことで、圧迫痛をできるだけ抑えています。さらに、極細の針を使用することで、刺入時の不快感にも配慮しています。
むし歯の進行段階(C0〜C4)と治療法
Step 1: C0(初期むし歯)
むし歯菌が作り出した酸により、歯が溶かされ始めた段階です。この段階であれば、再石灰化により元の状態に戻ることができます。
Step 2: C1(エナメル質のむし歯)
歯の表面(エナメル質)に小さな穴が開いている状態です。痛みはほとんどなく、むし歯の部分だけを削って詰め物をする治療を行います。麻酔を使う必要はありません。この段階での早期治療のためにも日々のメンテナンスを心がけましょう。
Step 3: C2(象牙質のむし歯)
むし歯が硬い象牙質にまで達した状態です。食事を噛むと痛んだり、冷たいものがしみたりするようになります。象牙質はむし歯の進行が早いため、早急な詰め物治療が必要。痛みが出る前の処置を行うためにも日々のメンテナンスが重要です。
Step 4: C3(神経まで到達したむし歯)
むし歯が象牙質の内側の歯髄(神経)にまで達した状態。夜も眠れないほど激しい痛みが起こります。感染した歯髄を取り除き、根管治療を行ったのちにセラミックや銀歯などの被せ物(クラウン)を装着して歯の機能と強度を取り戻します。
治療後の健康を維持するために
治療が終わった瞬間が、新しい健康のスタートラインです。
再びむし歯にならないために、当院ではセルフケアとプロフェッショナルケアの両立をサポートしています。
自宅で行うセルフケアの質を高める
どれだけ歯科医院で良い治療を受けても、毎日のケアが疎かになれば再発のリスクは高まります。自分の歯並びに合わせた正しいブラッシング、デンタルフロス・歯間ブラシといった補助清掃用具の活用、ダラダラ食べを避ける食習慣の改善など、自宅でのセルフケアの質を高めましょう。
歯科医院での定期ケア(メンテナンス)
セルフケアでは落としきれない汚れ(バイオフィルムや歯石)を、専門のスタッフがクリーニングします。また、定期検診を受けることでむし歯の早期発見・早期治療が可能に。高濃度フッ素の塗布で歯の質を強化し、酸に負けない強い歯を作ります。
西鉄久留米駅周辺でむし歯治療をご希望の方へ
むし歯は、早期発見・早期治療によって歯への負担を抑えやすくなります。西鉄久留米駅周辺でむし歯治療をご検討の方は、久留米セントラル歯科へご相談ください。お口の状態を丁寧に確認し、できる限り歯を守る治療をご提案いたします。
