院長のお役立ちノート

歯科衛生士学校講義

毎年8月〜9月にかけて、久留米歯科衛生士専門学校の講義を担当しています。講義科目は「歯科技工学」といって、入れ歯やセラミックの製作に関わる内容です。
歯科衛生士さんはもちろん、歯科医師も技工物を自分で作製する機会はあまりないのですが、どのような手順で技工士さんが製作を行っているのかを知ることは大きな意味があります。
大学勤務時代に補綴科に在籍していたため、私自身も歯科医師になって数年はほぼすべての技工物を自分で製作していました。そうすると、いかに形成(歯を削って整える)や印象(型採り)、仮歯でのシミュレーションが大事かを身を以て学べます。歯科治療は歯科技工士さんの技術に大きく左右されますから、技工学を学び、より技術の高い技工士さんと仕事をできるかは重要なポイントです。
当院でも取引先の技工士さんが数名いらっしゃいますが、どなたも研鑽をつまれており高い技術をお持ちでいつも感心しています。
衛生士学校の学生さんにも歯科技工の大事さを伝えて、将来に役立ててもらえればと思い講義をしています。

講義は9月いっぱい毎週木曜日の午後に行っていますので、9月は木曜日の診療を12時までとさせていただいています。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。